私が断捨離を始めた時に聞いていた動画だよ。
冒頭の一杯の水とダイヤモンドの話を聞いていて、
私はあの時、何の気なしに一杯の水を選んだのを覚えている。
もちろん水が大事だと考えていたからである。
水は貴重である、砂漠では。
そして私は砂漠に行く予定もないのに、水を選んだのである。
なぜだろう?
これを聞いていくうちに思い知らされた。
いつかいるかもしれないという思考であった。
「いつか」
また出てきやがったぜ、ホントに。
ちなみにその時の私は掃除をしてからといって、運が良くなるとか全くといいほど信じていなかった。
ただこれを聞いていて妙に納得をさせられたのがある。
貧乏の家は荷物が多く、金持ちの家は荷物が少ない。
これを聞いてすぐに家のことが頭に浮かんだ。
「うちも荷物を転がしているなあ」
「机の上が使わないもので埋まっているなあ」
とか。
そこでまず自分の部屋だけでもと、当時せっせと片付けを始めた。
まずは床に放置してあった雑誌を捨てた。
次は撮り溜めたけどデッキが壊れて見れなくなったビデオテープ。
この雑誌もビデオテープも「いつか」見るだろうと取っていたのだろう。
小さくなって着れなくなったりした服はウエスにして使うため会社に持っていき、見事役目を果たしてくれた。
こういうのはいいよね。
ちゃんと使ってあげたから、服も満足してるだろう。
運が良くなるとかじゃなく、その時は気分が良くなった。
私は気づいていなかった、運が良くなっていることに。
お金の不安感がなくなっていった。
「お金がないから」と思ったり、口にしていたのに言葉にしなくなった。
そしてその言葉を聞くたびに、以前は同調をしていたのに嫌悪感をおぼえる。
今は嫌悪感はなく、言葉がただ通り過ぎていくだけ。
とりあえず
まずは掃除をしてみよう。
きれいになった部屋を見れば、きっと気持ちが変わる。
このきれいな状態を保ちたいと思えるだろう。
そうすればこっちのもん、これで心は変わった。
変わろうと思ってもなかなか変われないけど、いつのまにか変わってるときがある。
自分の知らない間に。
それが掃除によってもたらされる。